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2024年10月からマイナカード利用率で医療DX推進体制整備加算が変わります

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2024年6月に始まった「医療DX推進体制整備加算」、始まってからもマイナカード利用率など決まっていなかった事も多かったです。

今日は、10月からマイナカード利用率によって算定出来る点数が変わってくる「医療DX推進体制整備加算」について解説していこうと思います。

そもそも医療DX推進体制整備加算とは?

ざっくり「医療DX推進体制整備加算」とは、、、

厚労省「オンライン資格確認やオンライン請求などを入れてるクリニックは、厚労省の言う事をちゃんと聞いてて偉いから、お金あげるよー」

という加算です。

具体的には、オンライン請求や、オンライン資格確認の導入、マイナンバーカードの利用率などが算定の要件となります。これらの取り組みを行うことで、患者さんの利便性向上や医療の質の向上が期待されています。

取れる点数

この医療DX推進体制整備加算は、何点取れるのでしょうか。

2024年10月からはこのように変わります。

旧点数 医療DX推進体制整備加算 8点

新点数 2024年10月~

  • 医療DX推進体制整備加算1 11点 (マイナカード利用率15%以上)
  • 医療DX推進体制整備加算2 10点 (マイナカード利用率10%以上)
  • 医療DX推進体制整備加算3 8点 (マイナカード利用率5%以上)

そうなんです。

マイナカード利用率によって取れる点数が変わってくるのです!

マイナカード利用率ってなんじゃ!と、思ったそこのあなた。

ちゃんと案内させて頂きます。

「クリニックに来院した患者さんの何%がマイナンバーカードでオンライン資格確認をしたか。」

の割合です。

院長「うちのクリニックが何%の患者さんがマイナカードで受付したかなんて、数えてるわけねぇだろおおおおぉぉぉーーーー!!」

って思ったそこの院長先生。

大丈夫です。安心して下さい。

以下2つの方法で確認出来ます。

  1. メールが来ている。
  2. オンライン資格確認ポータルサイトで確認出来る。

それぞれ案内させて頂きます。

1.メールでマイナカード利用率を調べる。

メールが入っているはずです。

きっとお使い頂いているメールに検索機能があると思います。

「利用率」とか「マイナンバーカード」など検索ワードを入れて調べてみて下さい。

消していなければメールが来ているはずです。

メールなんて全部消してるよぉおおおおとか、、、

どのメールアドレスにそのメールが来ているか分かんないよおおおおって仰る方、以下の方法で調べる事が出来ます。

2.オンライン資格確認ポータルサイトでマイナカード利用率を調べる。

こちらで調べる方法を載せさせて頂きます。

1.医療機関等向け総合ポータルサイトにアクセスする。

2.右上のログインボタンを押す

3.IDとパスワードを入れてログインする。

4.右上の名前をクリックし、プロファイルをクリックする。

5.下にスクロールをして、パスワード変更の少し上にある、貴施設における医療DX推進体制整備加算の対象利用率の最高値を確認する。

こちらの数値で算定出来る点数が変わって参ります。

2024年10月~12月

  • 15%以上 医療DX推進体制整備加算1 11点
  • 10%~14% 医療DX推進体制整備加算2 10点
  • 5~9% 医療DX推進体制整備加算3 8点
  • 0~4% 医療DX推進体制整備加算は算定出来ない

2025年1月からは基準が倍に厳しくなります。

  • 30%以上 医療DX推進体制整備加算1 11点
  • 20%~29% 医療DX推進体制整備加算2 10点
  • 10~19% 医療DX推進体制整備加算3 8点
  • 0~9% 医療DX推進体制整備加算は算定出来ない。

マイナカード利用率が低かった医療機関様へ

そんなにマイナカード利用率がねぇよ!!!

という医療機関さん。

もう受付で「保険証ありますか。」と声掛けするのは辞めにして、「マイナカードありますか。」と、声掛けするようにしましょう。

これは受付さんの声掛け次第で変わります。

マイナカードの方が受付さんも入力事項が減って楽ちんになるといったお話をしてあげて下さい。

ただ、そんな風に「一回指示をしても受付さんが中々やってくれない」という先生方のお声もよく耳にします。

クリニックを開業されている経営者の先生。大切な売上に関わる事です。

「何度でも言いましょう。」一度指示したら動くなんて考えるのは傲慢です。

「クリニックとしてマイナカード利用率を上げる」という本気の姿勢を受付さんに見せましょう。

電カルメモ欄にマイナカードの声掛けをしたかを書くようにしたらマイナカード利用率が伸びたというクリニックもありました。

このマイナカード利用率は、受付さんの声掛け一つで変わります。

先生が本気の姿勢を見せれば受付さんも変わってくれるのではないでしょうか。

さて、今回は医療DX推進体制整備加算の特にマイナカード利用率について解説させて頂きました。

いかがでしたでしょうか。

その他にご質問やご不明点があれば、お気軽にご連絡頂けたら幸いです。

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